吹奏楽局 東北演奏旅行&震災学習に行ってきました! | 駒澤大学附属苫小牧高等学校

 8月6日から8日にかけて、本校吹奏楽局が宮城・岩手方面へ演奏旅行を行いました。

 日程の都合上、宿泊はすべて船上・車内という「0泊3日」の強行スケジュールとなりましたが、大きく体調を崩す部員もおらず、無事に帰苫することができました。

 6日の夜に苫小牧港を出港したフェリーが7日朝に仙台港に到着。その足で宮城県南三陸町を訪れました。南三陸町は東日本大震災発生当時「約1万人が安否不明」と報じられるほど被害の甚大な地域で、街の中心地のほとんどが津波で流されるなどの被害を受けました。町の中心にあった「南三陸さんさん商店街」が内陸の方に移動し、多くの観光客が訪れるなどにぎわいを見せていました。私たちもおじゃまし、各自昼食を取るなど、三陸の味覚を味わいました。その後はバスごとに震災学習のガイドさんが乗車し、震災当時の大変な様子や未だに消えない複雑な心境など貴重なお話を伺うことができました。そして震災被害の象徴として有名な南三陸町防災庁舎を訪れ、献花・黙祷を捧げました。

 震災学習を終え、約1時間バスに揺られ、岩手県一関市室根に到着。室根きらめくパークにある体育館で演奏会を行いました。平日金曜日の18時から行われた演奏会にも関わらず多くの方々が訪れ、大変盛り上がりました。以前、主催された「いわいの森の音楽会」さんが本校吹奏楽局・チアリーディング部が宮城・岩手で行った震災復興支援コンサートに感動し、その感謝を伝えるために今回ゲストで出演された歌手の幹(みき)さんのコンサートを苫小牧で開催したのがご縁で、本校吹奏楽局が一関市室根でコンサートを開催することとなりました。主催者様の気持ちが伝わる演奏会で、部員たちも音楽ができることの喜びや音楽の楽しさを改めて感じることのできた機会となりました。主催者の皆様をはじめ、関係各位の皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 演奏会の終了後、フェリーの時間が迫っているために足早にバスに乗車、東北道をひたすら北上し、日付が変わるころに青森港に到着、夜中のフェリーに乗船し一路函館へ。函館からはバスに揺られて4時間ほどで苫小牧に到着。その後は練習を行い、夕方の札幌ドーム演奏に備えました。

 大変ハードスケジュールな東北演奏旅行となりましたが、この3日間で生徒たちはかけがえのないものを得られたのではないかと思います。今回の経験を生かし、今後の活動に役立てていきたいと思います。本当にありがとうございました!

南三陸町防災庁舎 演奏会in室根③演奏会in室根② 演奏会in室根①

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